嘉鉄 豊年祭・敬老会

2012年10月11日 | 関連する集落:嘉鉄
先日の台風17号ですが、みなさん大丈夫だったでしょうか。
本当に強い風雨でしたね・・。

そんな中でも9月29日(土)、
台風17号が最接近する直前に各地で豊年祭が行われたようです。
(延期や中止決定した集落も多くありました)。

現場監督 水野が住んでいる嘉鉄でも、
29日に豊年祭・敬老会が行われましたので、紹介したいと思います。


スタートは13時でしたが、すでに外は強風が。
外ではできないので公民館の中ですることになりました。

青壮年団は、外でお酒や行事の準備です。
みなずぶ濡れですが、テンションを上げてどんどん準備をされています。
(実は、私は2日前にギックリ腰になり何も手伝えないので写真班に回りました)



まず豊年祭の始まりは挨拶からです。



ひと通りの挨拶が終わると、余興が始まりました。



嘉鉄の豊年祭は、敬老会と合同でおこなっています。
そのため、今回は台風で席があまり準備できないので、中の前半分は敬老席にしてあります。


また正面むかって左側が男性、右側が女性の席となっていました。



今回はあまりに悪天候だったので、土俵行事も公民館の舞台で行われました。
写真は子供の初土俵入りです。
 


これは、今年産まれた男の子にマワシをつけて、
土俵に三回足をつけるというもので、よく泣いたほうが元気に育つといういわれがあります。



そして土俵行事が終わると、子供たちの「稲すり節」です。
いっぱい練習し成果もあり、全員で上手に踊っていました。


子供たちの踊りが終わると、恒例のチカラメシ。

本来、チカラメシを場内に持ってきて配るのはマワシをした力士の仕事。

ただ、今年はあまりの悪天候のため、力士が中に入れなかったので、
法被姿の婦人部の皆さんが配りました。
いつもとは趣が違いますが、色合いが明るくて華があっていいですね。



チカラメシは、一人ひとつ以上もらい、
これを食べることで元気をつけるというものです。


嘉鉄では、おにぎりにハイビスカスを挿して飾っています。
これは地域によっては花を添えるなど、飾り方が違うようですね。



そして最近嘉鉄で復活させた鎌踊り。 
鎌踊りは本来は10人制ですが、舞台が狭いため6人に。


私も出演予定でしたが、腰と人数の問題で写真を撮っていました。


今は作り物の鎌で踊っていますが、昔は本物の鎌でやっていたとか!

そのためケガ人が多かったので、やめてしまったという話があります。
練習で何度も木の鎌が手に当たります。
本物の鎌でやったらと思うとぞっとしますね・・。


余興の最後は、婦人会多数による踊りで締められました。
法被をきて大人数で踊るので、明るくていい感じでしたね。


例年、外でやっているときは、戦後からやっているソーラ釣り踊りがありますが、
今年は取りやめになりました。残念!


最後は島で、いろいろな会などの締めの時に、
みんなで踊られる六調です。

青壮年や婦人会がどんどん出て、最後は敬老の方々も踊られました。
何度見ても皆さんの手の動きはすごい滑らかで綺麗ですね!



これですべての内容が終わり、最後にバンザイ三唱で締められました。


台風直撃の直前の豊年祭になってしまいましたが、
参加された敬老の方々が楽しかった!と笑顔で帰られたのでよかったです。

終了後には片付けをして、短い打ち上げが行われました。
外にいらした方々は、みなずぶ濡れになっていましたが、なんとか無事やりきった感じがありましたね。
 


今年は腰痛のため、ほとんどなにも手伝えませんでした・・。
来年は体調万全で参加したいと思います!






2012.09.29
瀬戸内町 嘉鉄


S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 現場監督M

鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内