加計呂麻島 大屯神社 / 文化財防火デー 

2013年01月27日 | 関連する集落:諸鈍
1月26日は、「文化財防火デー」。

加計呂麻島 諸鈍(しょどん)集落にある
大屯神社(おおちょんじんじゃ)にて、防火訓練がありました。
 

▲ヒカン桜が咲いてました。



昭和24年の1月26日に、
現存する世界最古の木造建造物である「法隆寺」で火災が発生し、金堂の壁画が焼損。

昭和30年に、この日を「文化財防火デー」と定め、
貴重な文化財を火災・震災その他の災害から守るために、
文化庁消防庁が協力して全国的に文化財防火運動を展開。
 



町内では過去に

◎油井集落   県指定無形民俗文化財 『油井の豊年踊り』、
◎網野子集落  町指定無形民俗文化財 『アンドンデー
◎伊子茂集落  町指定有形文化財 『西家』の住宅・工芸品・古文書など
◎瀬戸内町立図書館・郷土館

などの文化財のあるいずれかの場所で、毎年防火訓練を実施しています。

 



この諸鈍の大屯神社では、旧暦九月九日に祭りがあり、
そのなかで国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統芸能「諸鈍シバヤ」が披露されます。

その貴重な道具や資料などが保管されているため、
何年かぶりに、同地での訓練となりました。


諸鈍集落のみなさん、
消防の瀬戸内分署、
瀬戸内町文化財保護審議会のメンバーが集まり開始です。
 



大屯神社境内で火災が発生したと想定し、発見者が119番で通報。
訓練火災発生の集落放送がありました。

初期消火訓練として、集落のみなさんがバケツリレーを開始。



消火!



「諸鈍シバヤ」の衣装や道具類への延焼を防ぐために、搬出の練習。



「どれ一つかけても本当に困る、大切なシバヤの道具です」と搬出したかた。
貴重なものをいかに早く運び出すか、課題です。



小型動力ポンプから放水の訓練。
消火栓がちょっと離れたところにあるため、この時は水槽を準備していました。
火災が起きた場合は、すぐ目の前の海岸から水を調達することになるそう。



消火器の取り扱い訓練も。
まずは消防の方がお手本を見せてくださいました。


頭では分かっていても
いざ火を目の前にすると、焦ってしまいそうですね・・。

集落のかたも実際にやってみます。
動きに無駄がなく、お上手でした。



消防のかたから、「バケツリレーを再度練習しましょう」と提案。


ポイントなどを教えてもらい
今度は2列になって水の入ったバケツを運ぶ人、空のバケツを戻す人に分かれました。
スムーズにバケツが動いています!



諸鈍小・中学校の生徒(庭球部とありましたね!)も参加。
おっ! 真面目にやってる!



んっ? カメラを見つけて笑顔が出ちゃいましたね。
でもこういった練習を経験することは、火災が起きた時にきっと役立つはず。



消防の長岡隊長から訓練の講評などがあり終了です。




消防の車。
「諸鈍」と集落名が入っています。



荷台にはポンプ。



こちらは「生間」の集落名が。
とってもカワイイなーと思って撮ってたのですが、
島の集落は細い道が多く、こういった小型のものが活躍するのでしょうね(活躍してほしくはありませんが・・)。



大屯神社からすぐ、諸鈍・長浜。
もしもの時は、ここから消火用の水を調達することになりことも。
この日は天気もよく、シマ唄で唄われるように、とても美しい海岸。



こうやって訓練してみると
火災発見や通報、初期消火、
そして道具などの搬出など集落の人々でできることがあるんだと分かります。

いざという時のために冷静でいられるよう、
やはり日頃から「誰が・どう動くか」の訓練をしていないと、
被害を最小限に留めることはできないでしょう。

 



今回は、諸鈍集落のかたの参加も非常に多くて、
大屯神社や諸鈍シバヤに対する思い、
シマのものを大切に守ろうとする
みなさんの意識の高さがうかがえました。


 





2013.01.26 瀬戸内町 加計呂麻島 諸鈍

S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 広報K

鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内