渡連どれん

大島海峡の東側、加計呂麻島側に位置しています。集落の東側にある岬には、戦時中高射砲台が築かれ奄美大島の防空の要になっていました。現在では、公園化され高射砲台跡などを見ることが出来ます。また、海岸ではマリンフェスタなど海水浴場として人気があります。
文化遺産としては、砲台跡や古墓群などがあります。

【信仰】
集落の祭りを行うミャーと呼ばれる広場が2か所あるのが特徴です。集落で東側のミャーと呼ばれる広場は戦前までは、アシャゲとトネやがありました。現在も年中行事の八月踊りは必ずこの東側のミャーから始めることになっています。現在のミャーは集落の西側にあり,その場所に集会場や土俵があり,豊年祭は西側のミャーを中心に行われています。
集落の背後の南側に位置する森が、集落の聖域の1つであり、カミヤマと呼ばれています。
このカミヤマに1本の老松があり,その木が神木とされています。
このカミヤマからは,木を切ってはいけないといわれています。
また,カミヤマの西側に「ミトウテンガナシ」と呼ばれる「お産の神」が祭られています。
このミトウテンガナシには,妊産婦たちが酒、線香を供えて安産の祈願をしています。
また、集落の西側には,ゴンンゲン(権現様)があり,墓地には*マブンシュ(摩文仁翁の墓)もあります。
*瀬戸内町文化財ハンドブック せんとうち のp51に詳細が書かれています。

【遺跡・遺物】
瀬戸内町遺跡詳細分布調査報告書 P88,89
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