シッ木立て
旧暦12月13日に行う行事です。この日に割った椎の木の束を3束作り、芯棒を立ててこれを結び合わせて表の庭に立てる。この木をシッ木やシチ木と呼びます。この木の束を作り立てることを「シッ木立て」と呼びます。木の利用方法は、正月の11日に床の間に供えてある餅を下げ 雑煮を作る時の薪として利用します。また、他の薪と区別して保管しておき、雷のなる時にこの木を取り出して燃やす(俵)の事例があります。
(瀬戸内町誌・民俗編)